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第9章 プール大会？

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もじもじと身をよじらせている愛花を見ながら、梨子がフフと笑う。




「パーカー暑くないの？」



「でっ、でもっ…これ脱いだら下着姿も同然じゃないですかっ…」



「水着ってそういうもんじゃない…？」




そう応える梨子も、ビキニ姿。


真希に誘われて、着替えを済ませた二人はまさに今有川邸のプールへ向かおうとしている。





「梨子さんは恥ずかしくないんですかっ…！」


「別に……？ 愛花ちゃん意識しすぎだよ」



そう言われて、愛花は口をつぐむ。


そして、梨子の水着姿をチラと見つめた。



歩くたびに微かに揺れている胸と、露になっているくびれ。健康的な肌の色に程よい肉付き。



女の自分から見ても色気があって、見ているだけでドキドキしてしまう。




「まさか、浩平が来るから恥ずかしいとか思ってる…？」


「っ……そっ、そりゃあっ…」




ポッと顔を赤らめた愛花はビキニの上に羽織っているパーカーのチャックの部分をギュッと掴む。