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第9章 プール大会？

「でも…今更じゃない…？ もう付き合って１年近いんだし、体なんていくらでも──」



「あっ…やっ…」



アワアワとしている愛花を見て、梨子はえっ！と声を上げた。



「うそっ…！もしかしてまだエッチしてない!?」


「ちょっ…梨子さん声が大きいですっ…！」


「ま…じ…？」




かなり驚いた様子の梨子を見て、不安が広がっていく。




「して…ない…というかっ……」




この際だから、相談してしまおうか…

そんな気になって、愛花は視線を落としながら、ついこの間の出来事を思い返す。



引っ越しでの出来事のあと、実は愛花と浩平はもう数回試みている。


のだが……




「なんかっ…緊張しちゃってっ…」


「え…？ どっちが？」


「私も…っ…浩平くんもっ…」


「……は…あ…」




真っ赤になっている愛花を梨子は眺める。



確かに、この二人は普段会話する時も未だに顔を真っ赤にさせている。エッチをするなんてなれば尚更…なんだろう。