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さらに近くてもっと甘い
第9章 プール大会?
「真希ちゃん、暑くない…?」
プールを見て微笑んでいると、加奈子さんが隣に来て私の隣に腰掛けた。
相変わらず、かわいらしくて、優しくて、本当に素敵な人…だ。
「はい、大丈夫です」
「よかった」
ニコリと微笑まれて、同じように微笑み返す。
加奈子さんといると、もちろんハラハラすることもあるけど、やっぱり和む。
要さんが加奈子さんに惹かれたのもよく分かる。なんて言ったって、加奈子さんは要さんにメロメロだし、そんな一途で一生懸命なところが、きっと要さんも好きなんだろうな。
「いつも、隼人のために、要さんをお借りしてごめんなさい」
「え……?」
「要さんも加奈子さんも、たまのお休みくらい一緒にゆっくり過ごしたに決まっているのに…」
いつも思っていることをこの機会に謝りたくて、そんな事をいうと、加奈子さんは、あ〜…と言いながら、顎に手を当てた。