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愛しい記憶
第2章 断片


「おかゆ……食べる?」



彼女に聞かれて、無意識に胃の辺りに手を当てた。


腹は減ってない。



「……今は、いい」


「ちゃんと、食べてるの…?」




彼女に聞かれて、最後に食べた食事を思い出そうとした。



けれど、まるで記憶にない。



食べたもの……


俺はいつ、口に物を運んだんだろうか。




「友也(ともや)……?」



彼女は、俺の方を見て、そう言葉を発した。



“ 友也 ”




そうか。



そうだった。



俺の名前は、友也だ─────




「ごめん……」



「……やっぱりまだ、つらそうだね」




トットット…とコップに液体が入り込む音が響く。







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