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愛しい記憶
第2章 断片


はい、と彼女は俺にコップを差し出した。



「ポカリ」


「あぁ……ありがと」




甘ったるい香り。


飲み終わると、なんとも言えない味が舌にまとわりつくように残る。



何の気なしに見つめた彼女の唇が少しカサついていた。




「あれから、結構熱上がったの…?」


「……………」


「お風呂とか……入れてるの?」





心配してくれているのが分かる。


でも、今さら、彼女は誰なんだろうかと、そんなことを考えている。



きっとこれは異常な状態なんだろう。



記憶喪失なのだろうか。



いや、それは少し違うような気がする。



なぜなら、“彼女のことを知っている”という記憶は残っているのだから。







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