この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しい記憶
第12章 新生活(回顧)


ろくに話もせずに、身体を求めてばかりいる俺を楓は責めない。


何があったのかも聞いてこないまま、ずっと探るような眼差しを俺に向けては目をそらす。



「行くね……」




服を着ながら、楓が呟いた。



茶色い髪がボサボサとうねっているのを見て、俺はそれを背後から手櫛でとく。




「ありがと」



「うん」




振り返った楓の物欲しそうな表情を見て、キスをする。



楓はそんな俺の行動に満足そうにすると、立ち上がってじゃあ、と言った。



扉が閉まる音。



それを聞いて俺は虚しさとともに、仰向けに倒れ込んだ。



/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ