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愛しい記憶
第12章 新生活(回顧)


ベッドの上で、姉ちゃんは一糸纏わぬ姿を見せていた。


同じように、俺も全てを脱ぎ去って、姉ちゃんの上に覆い被さる。



俺と姉ちゃんとの間を阻む物は何一つない。



泣き腫らした姉ちゃんのまぶたに口付ける。



まつ毛に残った涙が少ししょっぱかった。




「あっ………」




鎖骨に吸い付いて、俺だけのマークを残す。



それだけでは足りない。



だから、



その乳房の上、


二の腕、


背中、



肩、



太もも、




至る所にマークを付けて独占欲を満たした。



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