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愛しい記憶
第2章 断片



呼び鈴が鳴って、再び目が覚めた。



あれからどれくらい寝たか分からない。


空気を吸って吐くだけで、先ほどより身体が楽になっているのを感じた。



そうしている間にも、とにかく呼び鈴が鳴り止まない。


仕方なく身体を起こして玄関に向かった。



床がひんやりとして冷たい。



すっかり冷えた足で、玄関を降りて、無防備にドアを開けた。





「あ………起きてた?」





少しだけ開いた扉から顔を覗かせた女。



明るめの茶髪がふんわりとウェーブして肩まで伸びる。



まつ毛はしっかりと上を向き、唇は血色がいいけれど、人工的な紅さだった。


きっと口紅をひいたからだろうけど、男の俺にはよく分からない。




「………今、起きた」




素っ気なく返事をすると、彼女はそっか、と言葉を落とした。


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