この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
埋み火
第1章 忍び火
 霧子が浜松町で電車を降りると、メールで言っていたように博之は北口改札の外に立っていた。

 八月に入り、前回来たときよりもますます駅の構内はまとわりつくような熱気に包まれている。

 フレックスを活用して会社を早上がりした博之は半袖ワイシャツと黒っぽいチノパンに履き古した革靴といういかにもこの街のサラリーマンのいでたちで、眼鏡も無骨な金属フレームでおしゃれさもなく、四十二歳相応といった雰囲気だ。

 そしていつものように左手にくたびれたビジネス鞄を持ち、右手はスマホをいじっている。

 趣味のバンド仲間か、家族にLINEでも送っているのだろう。
/163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ