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永遠に見えた世界
第7章 またかよ…
美奈はそうやってはしゃぐ俺にやっぱりジタバタとしていやがる。俺はただそんな美奈が可愛いとか思った。俺はそのまま抱えていた美奈に

『お前、来週は4日間くらいこっちに来れるか?』

と聞いた。来週からはうちの会社は盆休みだからだ。俺は少しでも美奈と居られる時間を作りたいと考える。なのにこの適当娘は

『空のバイト先が今はバイト募集中だから来週からはそれに行くかも?』

とケロリと答えやがる。

またかよ…。この俺に対するこの適当な美奈の態度に俺はやはり不安になる。だから

『バイトなんかに行く必要はない。』

と俺は不機嫌に言ってしまう。だけど美奈は

『だって就活もしなきゃいけないし、それにはバイトくらい経験がある方が良いらしいし…。』

と子供みたいに答えて来る。

美奈は彼氏よりも就活が大事な女かよ…。

俺はやはりため息が出る。

『来週は世間では盆休みってわかってんのか?』

と俺は美奈に確認をした。

こいつわかっていてバイトを選ぶなら絶対に今夜は絶対に寝かせてやんねぇ。

と俺は思った。美奈は一瞬考えてから

『あー!?優誠も休み?休み?一緒に居られるの?』

と叫び出す。

どんだけ物事に適当なんだよ…。

俺は確認の為にもう一度美奈に

『お前は本当に適当な奴だな。休みだから4日間ほど来れるのかを俺は聞いたんだろ?』

と言った。俺の言葉に美奈はたちまちに凹んだ顔をした。俺はそういう顔の美奈には弱い。美奈の額に軽くキスをしてやってから

『だからバイトなんかは必要がないし、どうしてもやりたいのならうちの会社でバイトしろ。』

と言ってやる。またしても美奈の表情が変化する。今度はプレゼントを貰った子供みたいに嬉しそうな顔をする。

よくこれだけ変化出来るもんだ…。

そう思う俺は思わず美奈を笑い飛ばして子供扱いしてしまう。美奈はむくれて俺の事をオヤジだとか言いやがる。しかも俺がまだ25だと知ったら今度は驚愕の顔をしやがった。

コロコロとよく表情が変わりまるっきり子供のような適当娘の美奈。

こんな奴だから美奈は俺と本当に初めて会った時の事は覚えないよな…。

そんな些細な事を俺は少し美奈に確認をした。

去年の春、あの桜並木での出来事…。

俺はそうやって美奈を誘導をしてみた。
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