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記憶の彼方に眠る恋
第7章 失われた記憶
「あれ? 紗友莉? なんで紗友莉がこんなところに……。それに、ここ、どこだ?」
 きょとんとしてそう言う拓麻を見て、紗友莉は悟った。
 とうとう、記憶が完全に戻ったのだと。
 なぜ戻ったのか、その理由を、紗友莉は何となく分かるような気がした。
 それは恐らく、小さい頃に拓麻がケガをしたときと、よく似たシチュエーションだったのだろうと、紗友莉は予想する。
 あの公園で、ブランコから下りようとした紗友莉がよろめいたとき、拓麻が反応したのも、この場面の記憶が影響したからだったのだろう。



 驚きや喜びが入り混じった複雑な気持ちで、泣き笑いする紗友莉を見て、ますます拓麻は首をかしげる。
「しかも俺はなぜ私服? 仕事帰りに、郵便局へ行こうとしてる……んじゃなかったのか。俺、頭がおかしくなったか?」
 不安そうな拓麻に向かって、紗友莉は全てを説明した。
 拓麻は興味津々の様子で聞き入っていたが、時折首をかしげており、納得できない部分も多いようだ。
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