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記憶の彼方に眠る恋
第5章 活動開始と友人たち
 その週末、あらかじめ話し合っていたとおり、紗友莉は再び故郷へと舞い戻り、拓麻と会っていた。
 言うまでもなく、記憶を取り戻すお手伝いをするためだ。
 残念ながら今もって、拓麻の記憶は戻ってくる兆候すら見えてこないらしい。
 拓麻の両親に負けず劣らず、拓麻本人にも不安と焦燥が襲い掛かっていることを、紗友莉はしっかり感じ取っていた。


 そして二人はまっすぐ、自分たちが通っていた高校へと向かう。
 事前に、訪問についてアポイントメントをとっておいたのだ。
 7月下旬ということで、既に夏休みに突入しており、高校側は訪問を快諾してくれたのだった。


 ただ、校舎や体育館、グラウンドなど、どこを回ってみても、拓麻の反応は非常に薄い。
 紗友莉は懸命に、当時の印象的な思い出を話すのだが、何を話しても拓麻は「初めて聞いたようなリアクション」しか返してくれなかった。
 諦めかけた二人は最後に、3年生時の教室へと向かうことに。
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