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第16章 ロン毛の精活〜壊れていく精神

まずは、どんな感じなのかな？おしっこ漏らしたり、家では幼児です。びっくりしかた、よろこびかた、おこりかた、なきかた全部、幼児です。さっき話したんですが、波があって、その中にいると心地いいんだそうです。おねしょもします。


最初のストレスは覚えてますか？

義理の父親に何度も犯されて、３回堕胎しています。

同居の男女に何日も監禁されて、犯されて、両手首両足首にタバコでぐるりと焼きを入れられ、アイビーのタトゥーを入れられました。胸の谷間にもばらのタトゥーを入れられたのが、去年です。

助けて引き取ったのが僕です。

なるほど、相当なストレスやショックを与えられたのね。これはね、『幼児退行』といいます。自分を助けてほしい、守ってほしいと言う気持ちがこういう形で出てきます。子供の赤ちゃん帰りににていますね。
とてもわかりやすい症状を持っていますね。中程度だと思われます。薬物とカウンセリングが治療の軸になってきます。けっこう珍しい症例なので経過をみたいと思います。一週間後に一度、来てください。遠ければ入院、通えれば在宅と通院で。どうしますか？


「通います。先生、セックスは、してもいいですか？」


『こころのよりどころになるなら・・・。本人がいやがったら、優しくやめてください。つらかったぶん、優しくしてあげてください。刺激になることは遠ざかってください。タトゥーの写真とか。あとは、本人がショックだろうから、おむつにしてあげてください。』

わかりました。ありかとうございました。

ハイ、では来週。ロン毛ちゃん、またね♪

はーい！

よっちゃんは、今の状態、いろんな男と寝てること、言えなかった。せめて、ロン毛がいやがったら、違う女にしてもらおう。
とにかく、やっぱり退行してたんだ。あのリンチのせいで。
夕飯食べて服かって、ロン毛は嬉しそうだった。

ヨシから予約が入った。一時間後、さつきにだ。


「ピロピロ・・・。あ、さつきー？この前の童貞から予約入ったんだけど、これからこれるか？」


『えっ！んー。いくわ。ロン毛になにかお土産持っていくわ。一時間前につくわ。』


「Thank You！よろしくー。」


『さつきがくるの？』


ロン毛は挙動不審になってきた。


「大丈夫だよ、その間、俺がついてるから。セックスもしてあげるよ。」