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第1章 萌〜お義兄ちゃんのセイシ

萌は、都内の学校の進学クラスに受かったので、お父さんがマンションを準備してくれた。

ひとりじゃ大きいよ、4LDK！
調度品は、萌の大好きな都内のアンティーク家具の店で買ってもらった。

大学、結婚してからもいればいいとの事だったから、マンションの名義も萌にしてあった。

そこが不良達の温床にならないように、場所は絶対誰にも内緒、というのが条件だった。

それは守りたいけど、あまりの広さに孤独になりそうでため息が出た。

まだ卒業には少し間があって、お姉ちゃんと二人で暮らしてた。

お姉ちゃんが夜勤の日は一人ぼっち。お兄ちゃんとのSEXが思い出されて、本当にさみしかった。

離婚したばかりだから、会うに会えない。見つかったらとんでもないことになるもん。

萌は、お兄ちゃんがくれた１枚のDVDを取り出した。

延々とSEXシーン。モノをなめる場面なんて、くわえてから出るまでが映ってる。

お兄ちゃんが作った、SEX教本DVDだったのだ。

そこにはいろんな女の人が出てきて、パイズリとか鳴き方、騎乗位の仕方とか、色々映ってた。

それを見て、オナニーした。

最後にお兄ちゃんの、マスターベーションが映ってた。悪趣味。

でも、顔も写ってるし、ベッドに座ってエロいビデオ見て、白いものが勢いよく出るところ、気持ちよさそう。

あいたい、お兄ちゃんに会いたい。萌は涙が出た。早く都内に引っ越したかった。