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夜の蝶は…嘘つく
第5章 夜の世界へ


豊田ではパブで働いた

源氏名は、ミミ

トヨタ自動車の社員様が…よく来るパブで働い た

この店は…居心地が良かった

だけど…客に…今で言うストーカー

昔は付き纏い…された

マンションのドアのポストには…精液付きの… 手紙が毎日入っていた

マンションを出ると…そいつが待ち伏せして

店を終わらせ帰ると…マンションの入り口に 立っていた

部屋に入ると電話がかかる…

何処で調べたのか…24時間

気が休まる暇もなかった

店の店長に言うと…

エスカレートする前に…消えた方が良いと…

言われ…

その場に…たまたま居合わせた社長が…

逃がしてやろうか?

と、聞いてきた

「逃がしてくれるんですか?」

「君が望めば…ね」

望まなければ…知らない…と言う事ね

「絶対に…追いかけてきませんか?」

「そうしてやると言ったら?」

「……お願いします」

流れ的に…おかしくはなかった

なのに…私は…ハメられた…

ストーカーも…総て…この社長の仕組んだ罠だ とは…

気付けなかった…

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