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いつも隣に
第1章 プロローグ
高校進学は啓は彼女がいる高校へ、私は実家から近い高校へ行く事に決めた。
また離ればなれ。
これで啓の事を忘れられるかもしれない。
そう私は思っていた。
でも、そう簡単に啓の存在を忘れる事はできず、高校3年間もずっと啓を想っていた。
あの幼い頃の約束。
2人で指切りをした頃。
素直に気持ちを伝えられた。
2人の邪魔をする人なんかいなかった。
また、あの頃のようになれたら…。
そう毎日思っていた。
啓・・・。
もし啓があの約束を忘れていても、きっと私はこれからもずっと忘れられないでいるよ。
啓は私にとって大切な初恋の相手だから。