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ずっと傍に……
第6章 初デート…
知らない町に降りるのはドキドキする。
それだけではないと分かっていても右も左も分からない場所で不安になってくる。
そんな時、遠くで先生が私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
その声にほっとし、自然と表情が綻ぶ。
「陽葵――」
声をしたほうに顔を向けると、私の方に駆け寄ってくる先生の姿が目に映った。
だけど、近づくほどに先生とは思えなくて言葉を出すことを忘れた。
「陽葵?どうかしましたか?」
姿は違うけれど、私の名前を呼ぶ声は、正真正銘先生の声だった。
「その格好…」
「んっ?……これですか…普段はこんな格好ですよ。学校にいるときが変装ですね。」
自分の格好を見てから、私が何に驚いているのか察した先生はおかしそうに笑った。
いつもボサボサ頭に黒縁メガネの先生はそこにはいない。
ジーパンにTシャツといったラフな格好に髪もボサボサでもなくてメガネもしていなかった。
正直―――…
「かっこいい…」
そう、かっこいい。
きちんとした格好をした先生は、落ち着いた感じが半端なく、いかにも大人と言った格好だった。
あの先生が、まさかこんなにカッコいいなんて誰が思うだろうか。
きっと学校の誰かと会ってもきっと分からない。
それほどまでに違っていた。
それだけではないと分かっていても右も左も分からない場所で不安になってくる。
そんな時、遠くで先生が私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
その声にほっとし、自然と表情が綻ぶ。
「陽葵――」
声をしたほうに顔を向けると、私の方に駆け寄ってくる先生の姿が目に映った。
だけど、近づくほどに先生とは思えなくて言葉を出すことを忘れた。
「陽葵?どうかしましたか?」
姿は違うけれど、私の名前を呼ぶ声は、正真正銘先生の声だった。
「その格好…」
「んっ?……これですか…普段はこんな格好ですよ。学校にいるときが変装ですね。」
自分の格好を見てから、私が何に驚いているのか察した先生はおかしそうに笑った。
いつもボサボサ頭に黒縁メガネの先生はそこにはいない。
ジーパンにTシャツといったラフな格好に髪もボサボサでもなくてメガネもしていなかった。
正直―――…
「かっこいい…」
そう、かっこいい。
きちんとした格好をした先生は、落ち着いた感じが半端なく、いかにも大人と言った格好だった。
あの先生が、まさかこんなにカッコいいなんて誰が思うだろうか。
きっと学校の誰かと会ってもきっと分からない。
それほどまでに違っていた。