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ずっと傍に……
第35章 すれ違う心…
一睡もしていない身体に降り注ぐ朝日は眩しかった。
その眩しい太陽を見ながら身支度をする。
朝食を作っている間も友也が起きてくる気配はない。
全てを用意し終わった時、嫌な予感が私を襲い慌てて友也の部屋をノックする。
だけど返事もなければ、人がいる気配もない。
「…友也…開けるわよ…」
一言だけ言葉をかけて、部屋のドアを開けた。
カーテンが閉まっていて薄暗い中ベッドに近づいた。
膨れ上がったベッドを見て、居てくれた事に安心して、手を置いた。
「…友也…家に…いてね。…どこにもいかないでね…。もし…おばあちゃんのところに行っても連れ戻しに行くから…」
友也の身体がビクッと動いたのが布団越しでも分かる。
「友也の家はここだから・・・友也はお母さんの大事な息子…友也を産んで後悔なんてしない。生まなければよかったなんて一度も思ったことないからね…」
言いたいこと、伝えたいこといっぱいあるけど今はそれだけしか言えなかった。
友也を産んで後悔したことはないと分かって欲しかった。
「朝ごはんテーブルの上に置いておいたから…遅れずに学校に行くのよ」
最後に布団の上から軽くポンポンと叩いて部屋を出た。
その眩しい太陽を見ながら身支度をする。
朝食を作っている間も友也が起きてくる気配はない。
全てを用意し終わった時、嫌な予感が私を襲い慌てて友也の部屋をノックする。
だけど返事もなければ、人がいる気配もない。
「…友也…開けるわよ…」
一言だけ言葉をかけて、部屋のドアを開けた。
カーテンが閉まっていて薄暗い中ベッドに近づいた。
膨れ上がったベッドを見て、居てくれた事に安心して、手を置いた。
「…友也…家に…いてね。…どこにもいかないでね…。もし…おばあちゃんのところに行っても連れ戻しに行くから…」
友也の身体がビクッと動いたのが布団越しでも分かる。
「友也の家はここだから・・・友也はお母さんの大事な息子…友也を産んで後悔なんてしない。生まなければよかったなんて一度も思ったことないからね…」
言いたいこと、伝えたいこといっぱいあるけど今はそれだけしか言えなかった。
友也を産んで後悔したことはないと分かって欲しかった。
「朝ごはんテーブルの上に置いておいたから…遅れずに学校に行くのよ」
最後に布団の上から軽くポンポンと叩いて部屋を出た。