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ずっと傍に……
第36章 意志を継ぐもの…
そう前置きをしてから恭平さんにしか言わなかったユキの存在を話した。
友紀也が亡くなって友也が生まれるまでの事を全て話し、志保さんたちに会ったとこも、古澤さんの言葉も話した。
「友也がね…言うのよ。小さい頃に友紀也と会ってたって。夢か現実かは分からないけど、ママを守ってあげてくれって…大事な人だから僕の代わりに守って欲しいって…それからも何度か現れてたらしいけど、いつも私の事を心配してくれてたって…信じらんれないでしょう?でも…こうなることが分かっていたから奇跡を信じろとか言葉を残したんだと思う…。ママには信じられないかもしれないけど…ユキは二十歳の頃の友紀也だと信じてるの」
正直、全てを話して信じてもらえるとは思っていない。
私でさえ、確証が持てるまで20年もかかったんだから。
それでも、ママには信じて欲しい。
そして、もう、気に悩んでほしくなかった。
「友也は、一度も父親の事は気かなかったわよね。分かってたのかしら?」
「なんとなく気がついてたんじゃないかな?だけど、私の手前パパとは呼べなかった…辛い思いをさせたと思ってる。だけど、やっぱり友也が傍にいてくれてよかったと思う。私が生きる為じゃなく…もうそこにいてくれるだけで私は幸せ。」
友紀也が亡くなって友也が生まれるまでの事を全て話し、志保さんたちに会ったとこも、古澤さんの言葉も話した。
「友也がね…言うのよ。小さい頃に友紀也と会ってたって。夢か現実かは分からないけど、ママを守ってあげてくれって…大事な人だから僕の代わりに守って欲しいって…それからも何度か現れてたらしいけど、いつも私の事を心配してくれてたって…信じらんれないでしょう?でも…こうなることが分かっていたから奇跡を信じろとか言葉を残したんだと思う…。ママには信じられないかもしれないけど…ユキは二十歳の頃の友紀也だと信じてるの」
正直、全てを話して信じてもらえるとは思っていない。
私でさえ、確証が持てるまで20年もかかったんだから。
それでも、ママには信じて欲しい。
そして、もう、気に悩んでほしくなかった。
「友也は、一度も父親の事は気かなかったわよね。分かってたのかしら?」
「なんとなく気がついてたんじゃないかな?だけど、私の手前パパとは呼べなかった…辛い思いをさせたと思ってる。だけど、やっぱり友也が傍にいてくれてよかったと思う。私が生きる為じゃなく…もうそこにいてくれるだけで私は幸せ。」