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ずっと傍に……
第39章 ずっと傍に…
友紀也の苦しみを、馬鹿ねの一言で片づける。
本当に友紀也は馬鹿だ…
そして、どこまでも優しい…
「友紀也…顔をあげて?」
抱きしめている腕を緩めて、友紀也の顔を上げさせた。
頬を伝う涙の痕が痛々しい…
友紀也にはいつでも笑顔でいてほしい。
私が愛した友紀也には幸せであってほしいと願う。
「後悔しないで…私はずっと幸せだったよ」
そう告げても友紀也の表情が晴れることはなかった。
だから私は昔を思い浮かべながら幸せだったことを告げる。
「私に深い愛を教えてくれたのは友紀也だった。淡い恋心も、嫉妬も、悲しみも、悦びも…全てを教えてくれたのも貴方だった」
遠い昔を思い出す。
友紀也と出逢ったと頃。
私はまだ17歳。
何も知らない私に色々と教えてくれた。
良い子とも悪いことも、楽しい事も辛いことも全て教えてくれた。
「そして、私の初めてを捧げたのも貴方だった…」
高校卒業と同時に私は友紀也と結ばれた。
正真正銘、友紀也の彼女になれて嬉しかった。
本当に友紀也は馬鹿だ…
そして、どこまでも優しい…
「友紀也…顔をあげて?」
抱きしめている腕を緩めて、友紀也の顔を上げさせた。
頬を伝う涙の痕が痛々しい…
友紀也にはいつでも笑顔でいてほしい。
私が愛した友紀也には幸せであってほしいと願う。
「後悔しないで…私はずっと幸せだったよ」
そう告げても友紀也の表情が晴れることはなかった。
だから私は昔を思い浮かべながら幸せだったことを告げる。
「私に深い愛を教えてくれたのは友紀也だった。淡い恋心も、嫉妬も、悲しみも、悦びも…全てを教えてくれたのも貴方だった」
遠い昔を思い出す。
友紀也と出逢ったと頃。
私はまだ17歳。
何も知らない私に色々と教えてくれた。
良い子とも悪いことも、楽しい事も辛いことも全て教えてくれた。
「そして、私の初めてを捧げたのも貴方だった…」
高校卒業と同時に私は友紀也と結ばれた。
正真正銘、友紀也の彼女になれて嬉しかった。