この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第47章 俺も誓うよ…
「田崎…桜木先生の意志を変えたことに、お礼を言うよ」
俺の言葉に、田崎は意味が分からないという表情をする。
「桜木先生はああ見て頑固だ。一度決めたことを簡単に覆すことはない。それを変えて、お前が桜木先生の傍にいることを承諾させたんだ…ひとりで過ごすことがなくて俺はほっとしてる…」
「先生…」
「辛いことも増えていくかもしれないが…傍にいることを決めてくれて感謝しるんだ…ありがとな」
「えへへっ…私も必死だったよ。まだ、私の事を好きでいてくれたって分かって必死だった。お互い好きなのに離れ離れっておかしいもん。友紀也が私を思ってくれてるように私も友紀也を思ってる…だから当然の事だよ」
当然だと笑う田崎に面食らう。
それだけ桜木先生の事を好きだという事だろう。