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第47章 俺も誓うよ…

「先生…これから先、辛いことが多くなるって分かってる。でもね。傍にいるって私が決めたの。友紀也の傍にいることがどういうことが分かったうえで一緒にいると決めたの。だから大丈夫！最後まで…最後まで笑って傍にいます」

はっきりと言葉にする田崎に脱帽する。
きっと田崎の中でも葛藤はあっただろう。
それでも、傍にいると決めて前に進もうとしている。

「桜木先生は良い人を嫁に貰ったな。」

「でしょう？それ友紀也に言ってやってください」

田崎は笑って控室に戻って行った。
それを見送り帰ろうと思っていると、桜木先生を見かけた。
車イスを押しているのは、確か主治医の方…

「小林先生！！今日は本当にありがとうございました」

「こちらこそ、良い式に出られてよかったよ。ふたりの幸せそうな顔を見て安心した」

「ええ。幸せですよ。一度は諦めていた幸せが手元に戻ったんですから」