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ずっと傍に……
第48章 奇跡のはじまり…
息を吸っても体の中に酸素が入り込まず、あ~…このまま死んでしまうかもしれないと思うと、それでもいいかもと、ここにはいない志保にごめんねと心の中で謝っていた。
そんな僕の意識を引き戻してくれたのは、僕が助けた女の子の泣く声だった。
瞳を開いてみると雨に打たれながら僕の手を握りながら泣いていた。
そんな女の子を見て自然と笑みがこぼれた。
「大…丈夫?痛いところはない?」
僕の言葉に女の子は首を横に降った。
その言葉に安堵して、流れている涙を拭った。
それでも泣き止まない女の子にどうしていいのか困惑する。
志保相手だったら抱きしめてあげればいいけど、至る所が痛い今、起き上がる気力もなかった。
「…どうして泣くの?」
どうしていいか分からず聞けば、ますます泣き出してしまった。
「ひっく…お兄ちゃん…死んじゃう…死んじゃ…ダメだよ…」
そんな僕の意識を引き戻してくれたのは、僕が助けた女の子の泣く声だった。
瞳を開いてみると雨に打たれながら僕の手を握りながら泣いていた。
そんな女の子を見て自然と笑みがこぼれた。
「大…丈夫?痛いところはない?」
僕の言葉に女の子は首を横に降った。
その言葉に安堵して、流れている涙を拭った。
それでも泣き止まない女の子にどうしていいのか困惑する。
志保相手だったら抱きしめてあげればいいけど、至る所が痛い今、起き上がる気力もなかった。
「…どうして泣くの?」
どうしていいか分からず聞けば、ますます泣き出してしまった。
「ひっく…お兄ちゃん…死んじゃう…死んじゃ…ダメだよ…」