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ずっと傍に……
第48章 奇跡のはじまり…
いつの間にか大粒の雨が僕たちを容赦なく濡らし、それでも暖かな涙が掌に落ちていく。
その涙の温かさを感じたら死ぬわけにはいかないなと思えた。
こんな可愛い子に心配されたら死ねない。
このまま僕が死んでしまったら、引きずって生きていくかもしれないと思うと…

「死なないよ…」

「本当?」

「うん…僕は死なないから…」

「本当に…?」

何度も何度も聞いてくる女の子に僕は何度も同じ言葉を繰り返し女の子を安心させた。
何度か同じ会話をすると分かってくれたのか、女の子は僕にギュっと抱きついてきた。
雨に濡れていても伝わる人の体温。
人の体温がこんなにも温かくて安心することを久しぶりに感じた僕はホッとした。

「助けてくれてありがとう。おにいちゃんの傍にはヒナがいるからね…」

女の子が…ヒナちゃんが笑った。
その笑顔をみながら僕は意識を手離した。
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