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ずっと傍に……
第8章 卒業…そして…
この校門をくぐった3年前、どんな高校生活が待っているのかとドキドキした。
恋をして彼氏ができて、友達もたくさんできて楽しい学生時代を過ごすのだと漠然と思っていた。
だから、まさか先生を好きになるとは思わなかった。
そしてその恋が実り、誰にもばれないように秘密のつきあいをするとは、あの時の私は思いもしなかっただろう。
平凡な私の人生は先生に出会って変わった。
毎日が楽しくて楽しくて学校に行くのが楽しみだった。
他の人にばれないように、理科室の奥の部屋でキスをして、お互いの身体を愛し、時を過ごしたこの学校とも今日でお別れだと思うと感傷的になり、寂しさが増していく。
「陽葵~~!卒業しても友達だよ」
「千佳~~…LINEするからね。また会おうね」
千佳と最後の別れにハグをしてギュッとお互いに抱きしめる。
この学校で最初に友達になり、一番仲が良かった千佳。
大学が違って今までのように会えなくなるのは寂しいけれど、連絡を取り合い今までみたいに仲良しでいようと固く誓った。
「そこのおふたりさん?このあと卒業旅行じゃなかった?」
もう一人仲良しの咲は呆れ顔。
私と千佳は顔を見合って笑った。
恋をして彼氏ができて、友達もたくさんできて楽しい学生時代を過ごすのだと漠然と思っていた。
だから、まさか先生を好きになるとは思わなかった。
そしてその恋が実り、誰にもばれないように秘密のつきあいをするとは、あの時の私は思いもしなかっただろう。
平凡な私の人生は先生に出会って変わった。
毎日が楽しくて楽しくて学校に行くのが楽しみだった。
他の人にばれないように、理科室の奥の部屋でキスをして、お互いの身体を愛し、時を過ごしたこの学校とも今日でお別れだと思うと感傷的になり、寂しさが増していく。
「陽葵~~!卒業しても友達だよ」
「千佳~~…LINEするからね。また会おうね」
千佳と最後の別れにハグをしてギュッとお互いに抱きしめる。
この学校で最初に友達になり、一番仲が良かった千佳。
大学が違って今までのように会えなくなるのは寂しいけれど、連絡を取り合い今までみたいに仲良しでいようと固く誓った。
「そこのおふたりさん?このあと卒業旅行じゃなかった?」
もう一人仲良しの咲は呆れ顔。
私と千佳は顔を見合って笑った。