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ずっと傍に……
第8章 卒業…そして…
「恥ずかしがらないで…あれだけクリを責めてたんですから、物足りなくて当たり前です…そうしたのは僕ですから…陽葵の身体は僕が望んだように変わっているはずですよ」
顔を覆っている指の間から友紀也を見れば、いつも以上に優しい表情で私を見つめていた。
「光源氏のようですね。僕が陽葵を僕好みに育てる…僕が陽葵から逃れられないように…陽葵もまた、僕以外の男に見向きもしないように心と身体が両方から繋ぎ止めますよ」
「それは…」
始めて見る友紀也の独占欲に驚きながらも、それさえもうれしいと思ってしまう。
「こんな独占欲の強い男は嫌いですか?」
「嫌いじゃない…嫌いじゃないけど…今までの友紀也と違ってびっくりしてるだけ…」
「これが僕の本来の姿…独占欲は強い方だと認めます。それで嫌われてきましたから…陽葵も嫌になるかもしれませんが…」
悲しそうに話す友紀也を見て、抱きしめた。
「嫌いになんてならないよ。私も友紀也を独占したい。誰にも触れて欲しくない……村上先生に近づかないで…何もないって分かっていても嫌」
ずっと言えなかった言葉を口にする。
こんなことを口にすると嫌われるんじゃないかって思って言えなかった言葉だった。
顔を覆っている指の間から友紀也を見れば、いつも以上に優しい表情で私を見つめていた。
「光源氏のようですね。僕が陽葵を僕好みに育てる…僕が陽葵から逃れられないように…陽葵もまた、僕以外の男に見向きもしないように心と身体が両方から繋ぎ止めますよ」
「それは…」
始めて見る友紀也の独占欲に驚きながらも、それさえもうれしいと思ってしまう。
「こんな独占欲の強い男は嫌いですか?」
「嫌いじゃない…嫌いじゃないけど…今までの友紀也と違ってびっくりしてるだけ…」
「これが僕の本来の姿…独占欲は強い方だと認めます。それで嫌われてきましたから…陽葵も嫌になるかもしれませんが…」
悲しそうに話す友紀也を見て、抱きしめた。
「嫌いになんてならないよ。私も友紀也を独占したい。誰にも触れて欲しくない……村上先生に近づかないで…何もないって分かっていても嫌」
ずっと言えなかった言葉を口にする。
こんなことを口にすると嫌われるんじゃないかって思って言えなかった言葉だった。