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ずっと傍に……
第9章 ふたりの反応…
次の日は約束通りに買い物にでかけた。
友紀也の車に乗ってどこに行くかと思えば、かわいいお店が立ち並ぶ、若者に人気のスポットだった。
そこに降り立つ友紀也のかっこいいこと…
私の彼氏…ながらうっとりとしてしまう。

「陽葵…行きましょうか」

私の手を取ると、指を絡めて歩きはじめる。
昨日までは周りをキョロキョロと見回してドキドキしていたのに、今は少し楽になっている。
もう教師と生徒じゃないから…
たったそれだけでこんなにも変わるものなんだと思わなかった。
それに友紀也は堂々としていて先生っぽくもない。
それがいいのかもしれない。

「カーテンは何色が良いですか?リビングと寝室は別々がいですよね」

店の中を回りながら、友紀也はきちんと私に意見を聞いてくれる。

「うん。寝室は落ち着いた感じがいいから無難にベージュ?」

「それだったら今と変わらなくないですか?」

「そうかな…だったら…ベッドカバーを明るい色にするとか?黒は暗いよ」

「物に頓着しないんですよね…ですから、陽葵が好きな色を選んでください。」

友紀也はそう言いながら、色々な提案をしてくれた。
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