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ずっと傍に……
第9章 ふたりの反応…
「陽葵ったら、こんなにカッコいい彼氏なら早く合わせてよ~~社会人って聞きましたけど、やっぱり学生だと雰囲気が違いますよね。」
「こんな、おじさんでがっかりしたでしょう?」
「いえいえ。ステキです。」
力を込めて『ステキ』と瞳を輝かせる千佳を見て祐樹さんは良い顔をしていない。
それもそうだと思うけど、千佳はそれに気がついていない。
私と祐樹さんの存在も忘れて、色々と聞き出す千佳に、友紀也は難なく答えていく。
いつボロを出さないかとヒヤヒヤしていても友紀也は上手く立ち回る。
「陽葵、私、安心したよ。陽葵が桜木の事、ずっと諦められなかったらどうしようって思ってたんだ。友紀也さんも素敵な人で安心した。」
「桜木…?」
「あっ…理科の先生なんですけど…2年の頃から熱上げちゃって―――」
「ストップ!!千佳!!」
友紀也の前でその話をされるのは恥ずかしくてストップをかけた。
千佳は罰が悪そうに小声で、ごめんねと呟いて、その横では祐樹さんが窘めていた。
「こんな、おじさんでがっかりしたでしょう?」
「いえいえ。ステキです。」
力を込めて『ステキ』と瞳を輝かせる千佳を見て祐樹さんは良い顔をしていない。
それもそうだと思うけど、千佳はそれに気がついていない。
私と祐樹さんの存在も忘れて、色々と聞き出す千佳に、友紀也は難なく答えていく。
いつボロを出さないかとヒヤヒヤしていても友紀也は上手く立ち回る。
「陽葵、私、安心したよ。陽葵が桜木の事、ずっと諦められなかったらどうしようって思ってたんだ。友紀也さんも素敵な人で安心した。」
「桜木…?」
「あっ…理科の先生なんですけど…2年の頃から熱上げちゃって―――」
「ストップ!!千佳!!」
友紀也の前でその話をされるのは恥ずかしくてストップをかけた。
千佳は罰が悪そうに小声で、ごめんねと呟いて、その横では祐樹さんが窘めていた。