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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
どうしてそう思うのか分からない。
こんなに友紀也を愛しているのに、どうして疑ってしまうのか分からなかった。
「私は友紀也しか愛していない。これから先も友紀也だけ。だれも友紀也の変わりなんてできない…分かってるよね。」
愛していると告げると揺らぐ瞳。
こんな弱い友紀也は初めてで私の方が怖くなる。
「どうしたら信じられる?どうしたら友紀也は安心できる?」
友紀也の両頬を両手で包み、真正面から見つめて告げると、友紀也の瞳が緩く揺れた。
「信じて…いないわけではないんです…忙しくて会えない日々が続いて陽葵が僕の元から消えていきそうで不安なんです。同じ学生同士でつきあうのが一番楽だとも知っていますから…社会人と学生とではあまりにも時間の過ぎ方が違う…」
「同じだね…時間の流れが違うのは私も思ってたよ。毎日遅くまで頑張ってる友紀也は大変だなって…会いたいの我慢してたよ。今週も会えないって分かって、友紀也は平気なのかなって悲しかった。こんなにも友紀也を好きなのに、会いたくて会いたくて泣きたくなる時もある程、会いたいと思うのは私だけなのかなって」
こんなに友紀也を愛しているのに、どうして疑ってしまうのか分からなかった。
「私は友紀也しか愛していない。これから先も友紀也だけ。だれも友紀也の変わりなんてできない…分かってるよね。」
愛していると告げると揺らぐ瞳。
こんな弱い友紀也は初めてで私の方が怖くなる。
「どうしたら信じられる?どうしたら友紀也は安心できる?」
友紀也の両頬を両手で包み、真正面から見つめて告げると、友紀也の瞳が緩く揺れた。
「信じて…いないわけではないんです…忙しくて会えない日々が続いて陽葵が僕の元から消えていきそうで不安なんです。同じ学生同士でつきあうのが一番楽だとも知っていますから…社会人と学生とではあまりにも時間の過ぎ方が違う…」
「同じだね…時間の流れが違うのは私も思ってたよ。毎日遅くまで頑張ってる友紀也は大変だなって…会いたいの我慢してたよ。今週も会えないって分かって、友紀也は平気なのかなって悲しかった。こんなにも友紀也を好きなのに、会いたくて会いたくて泣きたくなる時もある程、会いたいと思うのは私だけなのかなって」