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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
夜空を見上げると、私を見ている友紀也と視線が重なり、友紀也の指が私の唇をなぞる。
ここが花火大会の会場じゃなかったら、きっとキスをしている。
キスしたいと友紀也に手を伸ばしたとき、ヒュルルルーと花火が上がる音がして、友紀也の後ろに大輪のきれいな花が咲いた。
友紀也が身体を少し後ろに倒すと、真上に何発もの花火が上がる。
それは本当に素晴らしくて、いままで見た中で一番だった。
それほど大きくない花火大会と聞いていたけど、これだけ間近で見られることは殆どなく、感激と感動で時間がたつのを忘れるくらい見入っていると、フィナーレを迎えるとアナウンスが鳴り響く。
『それでは最後の花火は4尺玉を打ちあげます。皆さま、5秒前の合図をご一緒にお願いします』
アナウンスが終わると、会場内が拍手で盛り上がる。
「それでは5秒前」
「4…」
「3…」
「2…」
カウントダウンするほどに声は大きくなる。
「1…」
ヒュルルルルルルルルー
今まで一番長く、そして高く上り、大きな音とともに大きな…とても大きな花火があがった。
それは私の視界からはみでるぐらい大きくて、それはそのまま柳の枝のように枝垂れて地面に落ちて行った。
あまりにも凄すぎて会場は一瞬静まり返り、次の瞬間にはわれんばかりの拍手が沸き起こった。
私も起き上がり、すごいすごいと何回も繰り返し興奮をかくせない。
ここが花火大会の会場じゃなかったら、きっとキスをしている。
キスしたいと友紀也に手を伸ばしたとき、ヒュルルルーと花火が上がる音がして、友紀也の後ろに大輪のきれいな花が咲いた。
友紀也が身体を少し後ろに倒すと、真上に何発もの花火が上がる。
それは本当に素晴らしくて、いままで見た中で一番だった。
それほど大きくない花火大会と聞いていたけど、これだけ間近で見られることは殆どなく、感激と感動で時間がたつのを忘れるくらい見入っていると、フィナーレを迎えるとアナウンスが鳴り響く。
『それでは最後の花火は4尺玉を打ちあげます。皆さま、5秒前の合図をご一緒にお願いします』
アナウンスが終わると、会場内が拍手で盛り上がる。
「それでは5秒前」
「4…」
「3…」
「2…」
カウントダウンするほどに声は大きくなる。
「1…」
ヒュルルルルルルルルー
今まで一番長く、そして高く上り、大きな音とともに大きな…とても大きな花火があがった。
それは私の視界からはみでるぐらい大きくて、それはそのまま柳の枝のように枝垂れて地面に落ちて行った。
あまりにも凄すぎて会場は一瞬静まり返り、次の瞬間にはわれんばかりの拍手が沸き起こった。
私も起き上がり、すごいすごいと何回も繰り返し興奮をかくせない。