この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
お昼休みに先生の元に行かなくなり時間を持て余すようになっていた。
千佳と咲と喋っていても心はここにはない。
心だけはいつも理科準備室に向かっていた。
そんなある日。
珍しく一人で帰っていると隣のクラスの男子生徒が声をかけてきた。
「田崎さん一緒に帰らない?」
断る理由もなく、途中まで一緒に帰ることにした。
たわいもない話は意外と楽しくて、同級生は子供だと馬鹿にしていた自分が恥ずかしくなった。
「桜木の事…もういいの?」
話の途中で彼…水無月大地くんは触れて欲しくない事に触れてくる。
「ごめん…俺、ずっと田崎さんの事いいなと思ってて…だけど、田崎さんは桜木の事好きみたいだったし…」
水無月くんも何かを察したのか言い訳をしながら、何度もごめんと謝っていた。
「そんなに謝らなくていいよ…やっぱりね。先生と生徒だし…どうなるわけでもないから…普通の恋愛したいなと思ったんだ」
思ってもいない事を口にする。
その言葉に、水無月くんは顔を輝かせて私の手を握った。
千佳と咲と喋っていても心はここにはない。
心だけはいつも理科準備室に向かっていた。
そんなある日。
珍しく一人で帰っていると隣のクラスの男子生徒が声をかけてきた。
「田崎さん一緒に帰らない?」
断る理由もなく、途中まで一緒に帰ることにした。
たわいもない話は意外と楽しくて、同級生は子供だと馬鹿にしていた自分が恥ずかしくなった。
「桜木の事…もういいの?」
話の途中で彼…水無月大地くんは触れて欲しくない事に触れてくる。
「ごめん…俺、ずっと田崎さんの事いいなと思ってて…だけど、田崎さんは桜木の事好きみたいだったし…」
水無月くんも何かを察したのか言い訳をしながら、何度もごめんと謝っていた。
「そんなに謝らなくていいよ…やっぱりね。先生と生徒だし…どうなるわけでもないから…普通の恋愛したいなと思ったんだ」
思ってもいない事を口にする。
その言葉に、水無月くんは顔を輝かせて私の手を握った。