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ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
「だったらさ。俺とつきあってよ…」
「えっ…」
「さっきも言ったけど、俺…田崎さんの事、好きなんだ。でも桜木の所に行かなくなってあまり元気なくなってさ…まだ好きなんだろうなって思ってた。……普通の恋したいなら…俺とどう?」
「えっ…と…」
「急でごめん…でも、俺、本気だから。田崎さんが桜木の事本気だったように、俺も本気だから。」
いきなりの告白に驚きながらも、真剣に言ってくれる言葉はうれしかった。
なにより、先生の事を好きだった気持ちも馬鹿にしないでくれたことが一番心に響いた。
「…ありがとう…でも…つきあうって良く分からないの…水無月くんの事、ほとんど知らないし…まだ好きってわけでもないから…」
「だったら、お試しってどう?お試しって言葉悪いけど…きちんと付き合う前に俺の事知ってよ。それで無理そうなら俺も諦める。…どうかな?」
「お試し…」
「うん。友達からって言えばいいんだろうけど…ただの友達じゃ嫌だから…その友達から一歩先に進んだ仲になりたい。そこからつきあうかつきあわないか決めて欲しい…ダメ…かな?」