この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
「他の人にかわいいとか言ってほしくない…あんな優しい笑顔…私以外見せちゃダメ」
頬を膨らませながら言うと、友紀也は何を言われているのか分からないようで首をひねる。
「昨日…めぐちゃんにかわいいって…」
「あ~…あれですか…」
友紀也は私と違って穏やかな表情だった。
「あれは、水無月くんへの牽制ですよ。僕の陽葵に手をだすなとね…まだ水無月くんは陽葵の事を完全に諦めているわけではなさそうなので…」
「でも、大地くんにはめぐちゃんが」
「ですから、それを確かめたんですよ。まぁ、渋い顔をしましたが、陽葵の時よりは幾分は緩かった…」
いつの間にそんな観察をしていたのかと驚き、そしてまだ私の事を諦めていないという一言に不安が広がる。
「遊ぶなとはいいません。せっかくできた友達ですから…だけど気を付けてください。僕がいるということを忘れないで」
「嫌じゃない?」
「…嫌じゃないと言えば嘘になりますが…めぐみさんと会えば必ず水無月くんもついてくるでしょう…ふたりで会わなければそれでいいんです。」
「分かった…大地くんとはふたりでは会わないようにする。会う時は…人が多いところで…それでいい?」
「いいですよ。聞き分けが良い子は好きですよ」
チュッと触れるだけのキスをして、昨日からキスをしていないことに気がついた私たちは、人目があることも忘れてキスを交わし合った。
頬を膨らませながら言うと、友紀也は何を言われているのか分からないようで首をひねる。
「昨日…めぐちゃんにかわいいって…」
「あ~…あれですか…」
友紀也は私と違って穏やかな表情だった。
「あれは、水無月くんへの牽制ですよ。僕の陽葵に手をだすなとね…まだ水無月くんは陽葵の事を完全に諦めているわけではなさそうなので…」
「でも、大地くんにはめぐちゃんが」
「ですから、それを確かめたんですよ。まぁ、渋い顔をしましたが、陽葵の時よりは幾分は緩かった…」
いつの間にそんな観察をしていたのかと驚き、そしてまだ私の事を諦めていないという一言に不安が広がる。
「遊ぶなとはいいません。せっかくできた友達ですから…だけど気を付けてください。僕がいるということを忘れないで」
「嫌じゃない?」
「…嫌じゃないと言えば嘘になりますが…めぐみさんと会えば必ず水無月くんもついてくるでしょう…ふたりで会わなければそれでいいんです。」
「分かった…大地くんとはふたりでは会わないようにする。会う時は…人が多いところで…それでいい?」
「いいですよ。聞き分けが良い子は好きですよ」
チュッと触れるだけのキスをして、昨日からキスをしていないことに気がついた私たちは、人目があることも忘れてキスを交わし合った。