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ずっと傍に……
第11章 嫉妬と牽制…
話せないと分かっていても、ふたりに嘘をつき続けるのが苦痛で仕方がなかった。
何度本当の事を話したいと思ったから分からない。
だけど何を言われるか怖くて言えずにいたのも確かだった。
竹吉さんや直海さんみたいに笑って受け入れてくれるといいと思うけど、こればかりは分からない。
「言う機会があれば伝えるね…」
「大丈夫ですよ。あのふたりならきっと、この恋が実ってよかったねと喜んでくれると思いますよ。陽葵が選んだ友達です。僕は信じますよ。ふたりを」
私の不安が伝わったのか、友紀也はそう言って私の不安を払拭してくれた。
いつか言えればいいと思う。
私の初恋は実って、素敵な恋愛をしてるのだと…
「ですが、水無月くんたちには秘密ですよ。」
大地くんの名前を耳にして、昨日の友紀也を思い出した。
めぐちゃんをかわいいと言って微笑む姿を…
「友紀也…」
私は友紀也のTシャツを握って名前を呼びながら言うかどうか迷っていた。
そんな私に気がついて、車は近くのパーキングに入って止まった。
「どうかしましたか?疲れました?」
頭を横に振って、言う決心をする。
こんなモヤモヤの気持ちのままで過ごしたくはなかった。
何度本当の事を話したいと思ったから分からない。
だけど何を言われるか怖くて言えずにいたのも確かだった。
竹吉さんや直海さんみたいに笑って受け入れてくれるといいと思うけど、こればかりは分からない。
「言う機会があれば伝えるね…」
「大丈夫ですよ。あのふたりならきっと、この恋が実ってよかったねと喜んでくれると思いますよ。陽葵が選んだ友達です。僕は信じますよ。ふたりを」
私の不安が伝わったのか、友紀也はそう言って私の不安を払拭してくれた。
いつか言えればいいと思う。
私の初恋は実って、素敵な恋愛をしてるのだと…
「ですが、水無月くんたちには秘密ですよ。」
大地くんの名前を耳にして、昨日の友紀也を思い出した。
めぐちゃんをかわいいと言って微笑む姿を…
「友紀也…」
私は友紀也のTシャツを握って名前を呼びながら言うかどうか迷っていた。
そんな私に気がついて、車は近くのパーキングに入って止まった。
「どうかしましたか?疲れました?」
頭を横に振って、言う決心をする。
こんなモヤモヤの気持ちのままで過ごしたくはなかった。