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ずっと傍に……
第12章 心友…
目に飛び込んできたのは、泣いている千佳の顔だった。
「馬鹿陽葵…」
千佳は一言だけ呟いて私に抱き付いてきた。
「私たちを馬鹿にしないで!!そんな風に思ってたなんてショックだよ。陽葵の方が…私たちを友達って思ってないじゃない。」
「そうだよ。もっと私たちを信じてよ。陽葵にとって私たちってそれだけの存在?そんなに簡単に終わるような友情だと思ってたわけ?」
咲も涙を流しながら訴えかけてくる。
「っごっ…ごめん…千佳っ…咲っ…ごめん」
ふたりの言葉がうれしくて涙が止まらず3人抱き合って泣いた。
その間中、友紀也は何も言わずに見守ってくれた。
「そろそろ時間のようですし…出ますよ」
抱き合って泣いていると友紀也が口を開いて伝票を持って立ち上がった。
2時間制限のある席はいつの間にか過ぎていて、次の予約があるからと席を空けるように言われていたようだった。
それにも気がつかずに泣いていた私たちは、急に恥ずかしくなって慌てて席を立ってレジに向かった。
「馬鹿陽葵…」
千佳は一言だけ呟いて私に抱き付いてきた。
「私たちを馬鹿にしないで!!そんな風に思ってたなんてショックだよ。陽葵の方が…私たちを友達って思ってないじゃない。」
「そうだよ。もっと私たちを信じてよ。陽葵にとって私たちってそれだけの存在?そんなに簡単に終わるような友情だと思ってたわけ?」
咲も涙を流しながら訴えかけてくる。
「っごっ…ごめん…千佳っ…咲っ…ごめん」
ふたりの言葉がうれしくて涙が止まらず3人抱き合って泣いた。
その間中、友紀也は何も言わずに見守ってくれた。
「そろそろ時間のようですし…出ますよ」
抱き合って泣いていると友紀也が口を開いて伝票を持って立ち上がった。
2時間制限のある席はいつの間にか過ぎていて、次の予約があるからと席を空けるように言われていたようだった。
それにも気がつかずに泣いていた私たちは、急に恥ずかしくなって慌てて席を立ってレジに向かった。