この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第12章 心友…
レジでは支払いが終わった友紀也が待っていてくれて、財布を出そうとする千佳と咲の手を止めた。
「キミたちに出してもらうわけには行きませんから…それより、このまま帰るのであれば送りますが、どうしますか?」
千佳と咲は顔を見合わせながら、どう接していいのか分からないような表情をしていた。
それもそうかもと理解して私が声をあげた。
「送ってもらってもいいかな?」
「もちろんですよ。陽葵を送っていくつもりでしたから…家でいいんですよね?それともどちらかの家に泊まりとか?」
「ううん。明日も学校だから今日は別々。」
「それなら、家まで送りましょう」
友紀也は千佳と咲の頭をポンポンと叩いて外に出て行った。
その後ろを慌てて追いかける私に続いて千佳と咲も追いかけてきた。
お店の駐車場に止めてある車のランプが点灯し乗り込めば、ふたりは借りてきた猫のように小さくなっておとなしかった。
「ふたりとも緊張しないでください…もう先生ではないんですから、もう少しリラックスして」
バックミラーで後ろを見た友紀也が声をかけると、ふたりはピクッと反応して益々縮こまる。
「キミたちに出してもらうわけには行きませんから…それより、このまま帰るのであれば送りますが、どうしますか?」
千佳と咲は顔を見合わせながら、どう接していいのか分からないような表情をしていた。
それもそうかもと理解して私が声をあげた。
「送ってもらってもいいかな?」
「もちろんですよ。陽葵を送っていくつもりでしたから…家でいいんですよね?それともどちらかの家に泊まりとか?」
「ううん。明日も学校だから今日は別々。」
「それなら、家まで送りましょう」
友紀也は千佳と咲の頭をポンポンと叩いて外に出て行った。
その後ろを慌てて追いかける私に続いて千佳と咲も追いかけてきた。
お店の駐車場に止めてある車のランプが点灯し乗り込めば、ふたりは借りてきた猫のように小さくなっておとなしかった。
「ふたりとも緊張しないでください…もう先生ではないんですから、もう少しリラックスして」
バックミラーで後ろを見た友紀也が声をかけると、ふたりはピクッと反応して益々縮こまる。