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ずっと傍に……
第13章 それぞれの誕生日…
私の二十歳の誕生日にプロポーズをしてくれた友紀也。
あれから事あるごとに結婚の話になる。
まだ先だと思っていても色々な話をしていると、そんな遠くない未来と思えてくる。
「伺う時は、蒼くんがいない時がいいですね。蒼くんが卒業するまでは僕と桜木が同一人物だと知らない方がいいでしょう」
「桜木友紀也として会うの?」
不安げに聞く私に、友紀也は頷いた。
「もちろんですよ。結婚前提でつきあっていることも話すつもりです。なのに嘘をつくわけにはいきません…もちろん簡単に許してもらえるとは思ってはいませんが…陽葵とのことは真剣だと分かってもらいたいんです。」
正直、私の彼氏が蒼の担任で、私も教えてもらったことがあると知ればどんな反応をするのか怖い。
友紀也の言う通り、簡単に許してくれるとも思わない。
「大丈夫ですよ。何があっても手離す気はありません。陽葵の両親が頷いてくれるまで何度だって足を運ぶつもりです。陽葵とつきあうと決めた時から…覚悟はできてるんですよ」
友紀也を見上げると、触れるだけのキスをして真剣な眼差しを私に向ける。
あれから事あるごとに結婚の話になる。
まだ先だと思っていても色々な話をしていると、そんな遠くない未来と思えてくる。
「伺う時は、蒼くんがいない時がいいですね。蒼くんが卒業するまでは僕と桜木が同一人物だと知らない方がいいでしょう」
「桜木友紀也として会うの?」
不安げに聞く私に、友紀也は頷いた。
「もちろんですよ。結婚前提でつきあっていることも話すつもりです。なのに嘘をつくわけにはいきません…もちろん簡単に許してもらえるとは思ってはいませんが…陽葵とのことは真剣だと分かってもらいたいんです。」
正直、私の彼氏が蒼の担任で、私も教えてもらったことがあると知ればどんな反応をするのか怖い。
友紀也の言う通り、簡単に許してくれるとも思わない。
「大丈夫ですよ。何があっても手離す気はありません。陽葵の両親が頷いてくれるまで何度だって足を運ぶつもりです。陽葵とつきあうと決めた時から…覚悟はできてるんですよ」
友紀也を見上げると、触れるだけのキスをして真剣な眼差しを私に向ける。