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ずっと傍に……
第14章 顔合わせ…
「あなた、いくらなんでもやりすぎです」
「うるさい」
止めに入ったママの手を払い除けて、その反動でママの身体がぐらりと揺らいで倒れ込んだ。
「あっ…」
「ママ」
動揺するパパと慌てて駆け付ける私。
倒れる時に腕を打ったのか痛そうに顔をしかめていた。
「お前…すまん…」
パパが謝れば、ママは大丈夫だと微笑んでいた。
「あなた…落ち着いてください。頭ごなしに怒ったって陽葵が言うことを聞かないのは分かってるはずですよ。もう少し、陽葵の事を信じてあげたらどうですか?」
「…悪いが…こればかりは譲る気はない…お前が何と言おうと俺は認めん」
いつもはママの言うことは素直に聞くパパでも今回に限っては反論する。
それだけ、パパは友紀也が許せないんだと思うと涙が溢れてきた。
私が好きになった人を認めてもらえないことがこんなに悲しいことだとは思わなった。
「パパ…私はパパが何と言っても友紀也が好き…友紀也じゃないと嫌なの…パパが認めないのなら…この家を出ます…友紀也が許してくれなくても…この家には帰って来ない」
しっかりとパパの目を見て告げると、少し辛そうな表情をした後にパパの手が私の頬を打った。
「うるさい」
止めに入ったママの手を払い除けて、その反動でママの身体がぐらりと揺らいで倒れ込んだ。
「あっ…」
「ママ」
動揺するパパと慌てて駆け付ける私。
倒れる時に腕を打ったのか痛そうに顔をしかめていた。
「お前…すまん…」
パパが謝れば、ママは大丈夫だと微笑んでいた。
「あなた…落ち着いてください。頭ごなしに怒ったって陽葵が言うことを聞かないのは分かってるはずですよ。もう少し、陽葵の事を信じてあげたらどうですか?」
「…悪いが…こればかりは譲る気はない…お前が何と言おうと俺は認めん」
いつもはママの言うことは素直に聞くパパでも今回に限っては反論する。
それだけ、パパは友紀也が許せないんだと思うと涙が溢れてきた。
私が好きになった人を認めてもらえないことがこんなに悲しいことだとは思わなった。
「パパ…私はパパが何と言っても友紀也が好き…友紀也じゃないと嫌なの…パパが認めないのなら…この家を出ます…友紀也が許してくれなくても…この家には帰って来ない」
しっかりとパパの目を見て告げると、少し辛そうな表情をした後にパパの手が私の頬を打った。