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ずっと傍に……
第14章 顔合わせ…

「お昼に…こうやって会いに来ていい?」

「いつでも帰っていらっしゃい。いつでもここはあなたの家なんだから」

快諾してくれたママの表情もどこか寂しそうだった。
だから、時間が許す限りママに甘え色々な話をした。
友紀也がどんな人かも話して、最後には素敵な人に巡り合えたわねと笑ってくれた。
今日は昨日のバイトの振り替えでゆっくりできない私は16時前には帰ることにした。
荷物が多くなった私にママはタクシーを呼び、帰り際にお金と通帳を渡した。

「いつか…陽葵が結婚する時用に貯めていたお金…バイトをしてるとはいえそれでも足りなくなったら使いなさい。陽葵の事だから無駄遣いはしないと信じているから渡すの…一種のお守りよ。大切にしなさいね。」

それを有難く受け取って友紀也の家…今日から我が家になる家に戻った。
荷物をリビングに置いて急いでバイト先に向かった。
向かっている最中に友紀也からLINEが入る。

『いつもの時間に迎えに行きます。
帰りにどこかでご飯食べて帰りましょう』

たった2行でもうれしい。
ママの言う通り無理だけはしないようにしようと決めた。
ずっと友紀也といたいから…
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