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ずっと傍に……
第2章 先生が好き…
「先生!」
昼休みに理科室へと足を向けると、奥の準備室でお弁当を食べながら何かを読んでいた。
「またキミですか…」
「キミじゃないですって。陽葵(ひなた)です。いつになったら名前で呼んでくれるんですか?」
「僕がキミを名前で呼ぶことなんて一生ないということを何度言えば分かるんですか?」
「何度言われても分かりません。それ何度言えば分かるんですか?」
押し問答のような会話が続き、私は声を出して笑う。
高校2年の生活が始まって2か月。
代り映えのない会話でも、私を追い出したりはしない先生は、大きな溜息を付いてお弁当の卵焼きを口に運ぶ。
その仕草がたまらない。
長くてすらっとした手にドキドキちしゃうのは、私が手フェチだからなのか…
その指で触れて欲しいと何度思ったか分からない。
「お弁当食べないんですか?お昼休み終わりますよ」
先生の指に見とれていて、時間を気にしてはいなかった。
「先生に見とれていたんですよ。」
そういいながら、先生の隣に椅子を置いてお弁当を広げて食べ始めた。
昼休みに理科室へと足を向けると、奥の準備室でお弁当を食べながら何かを読んでいた。
「またキミですか…」
「キミじゃないですって。陽葵(ひなた)です。いつになったら名前で呼んでくれるんですか?」
「僕がキミを名前で呼ぶことなんて一生ないということを何度言えば分かるんですか?」
「何度言われても分かりません。それ何度言えば分かるんですか?」
押し問答のような会話が続き、私は声を出して笑う。
高校2年の生活が始まって2か月。
代り映えのない会話でも、私を追い出したりはしない先生は、大きな溜息を付いてお弁当の卵焼きを口に運ぶ。
その仕草がたまらない。
長くてすらっとした手にドキドキちしゃうのは、私が手フェチだからなのか…
その指で触れて欲しいと何度思ったか分からない。
「お弁当食べないんですか?お昼休み終わりますよ」
先生の指に見とれていて、時間を気にしてはいなかった。
「先生に見とれていたんですよ。」
そういいながら、先生の隣に椅子を置いてお弁当を広げて食べ始めた。