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ずっと傍に……
第17章 対峙…
友紀也の言いたいことは伝わっても、傷ついた友紀也をひとりになんてできなかった。
嫌だと言いたくても言える状況でもなくて、友紀也の言う通り反論できなかった。
「桜木先生、大丈夫か?今日のところは田崎さんの言葉通り帰らせてもって後日改めて話をしよう」
私の肩から教頭の肩へと移動した友紀也は、そのままソファーに座った。
今まであった温もりが消えて、寂しさが身体中を支配する。
家に戻ったら友紀也とは一緒にいられない。
弱った友紀也をひとりにすることはもちろんしたくなかったし、これまでずっと一緒にいた友紀也と離れることが嫌だった。
「では、私が送って行きます。桜木先生はおひとりですし、色々と私がお世話させていただきますね」
ここぞとばかりに自分をアピールする姿にイラっとしても口出しできない立場。
ただただ唇を噛みしめて見つめる事しかできない自分が嫌でたまらず、自然と涙が溢れてくる。
こんな場所で泣くのはダメだと分かっていても、悔しくて寂しくて涙が溢れてきた。
嫌だと言いたくても言える状況でもなくて、友紀也の言う通り反論できなかった。
「桜木先生、大丈夫か?今日のところは田崎さんの言葉通り帰らせてもって後日改めて話をしよう」
私の肩から教頭の肩へと移動した友紀也は、そのままソファーに座った。
今まであった温もりが消えて、寂しさが身体中を支配する。
家に戻ったら友紀也とは一緒にいられない。
弱った友紀也をひとりにすることはもちろんしたくなかったし、これまでずっと一緒にいた友紀也と離れることが嫌だった。
「では、私が送って行きます。桜木先生はおひとりですし、色々と私がお世話させていただきますね」
ここぞとばかりに自分をアピールする姿にイラっとしても口出しできない立場。
ただただ唇を噛みしめて見つめる事しかできない自分が嫌でたまらず、自然と涙が溢れてくる。
こんな場所で泣くのはダメだと分かっていても、悔しくて寂しくて涙が溢れてきた。