この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第17章 対峙…
ゆっくりと歩く足取りは、背中が痛いからなのか、それともこの時間を少しでも伸ばしたいからなのか分からない。
それでも少しでも触れ合えるのはうれしかった。
「陽葵…時間がないので伝えたいことだけ伝えます。反論は聞きません。」
歩きながら友紀也はそんなことを言った。
反論は聞かないとはどういうことだろうと思っていると、思ってもいないことを口にする。
「今日はご両親とそのまま帰ってください」
その一言に私の足は止まった。
私を離さないと言ったのに、こんな時に帰れと言う理由が分からなくて友紀也を見返すと、歩きますよと言ってゆっくりと歩き始めた。
「せっかくお父様と会えたんです。話す良い機会だと思います。…陽葵がお父様との関係をどうにかしたいと思っているのも知っています。僕の家に来たことで接点がなくなって悩んでいたことも…良いチャンスではないですか?妹に連絡がいっているので飛んで帰ってくるでしょう。ですから僕の事は気にせずに今日は帰ってください。夜に電話しますから…今日は何も言わずに。…お願いします」
それでも少しでも触れ合えるのはうれしかった。
「陽葵…時間がないので伝えたいことだけ伝えます。反論は聞きません。」
歩きながら友紀也はそんなことを言った。
反論は聞かないとはどういうことだろうと思っていると、思ってもいないことを口にする。
「今日はご両親とそのまま帰ってください」
その一言に私の足は止まった。
私を離さないと言ったのに、こんな時に帰れと言う理由が分からなくて友紀也を見返すと、歩きますよと言ってゆっくりと歩き始めた。
「せっかくお父様と会えたんです。話す良い機会だと思います。…陽葵がお父様との関係をどうにかしたいと思っているのも知っています。僕の家に来たことで接点がなくなって悩んでいたことも…良いチャンスではないですか?妹に連絡がいっているので飛んで帰ってくるでしょう。ですから僕の事は気にせずに今日は帰ってください。夜に電話しますから…今日は何も言わずに。…お願いします」