この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第17章 対峙…

「…許してくれるの??」

「ああ…今日の桜木先生…沢渡くんの方がよかったんだよな…沢渡くんを見ていて陽葵を預けていいと思えたよ。だけどな…やっぱりまだパパは陽葵のパパでいたいんだ…あと2年、ここで暮らさないか?もちろん週末は向こうに行ってもいい…だけど平日だけは昔みたいに過ごしたい…」

それはパパの切実な願い。
私は許してもらえただけでうれしくて頷いた。
本当は友紀也とずっと居たいと思っていたけど、こんなにも私のことを愛してくれていると思うと嫌とはいえなかった。
2年はきっとあっと言う間。
2年後には嫌でも私はこの家を出て友紀也の元に行くことになる。
だったら少ない2年という日を家族で過ごしたいと思った。

「パパ…戻ってくるよ…結婚して出ていくまで、私のパパでいて」

そう伝えると、パパは嬉しそうに笑って、涙を流していた。
初めて見るパパの涙に止まりかけていた私の涙も溢れてきて、ふたりして泣いた。
お風呂から上がった蒼が不気味なものを見るように逃げ出していった姿を見て泣きながら笑った。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ