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ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
先生の名前にドキリとした。
ザワザワとした言いようのない思いが沸き起こり、握り締めている手に力が入る。

「なぁ…もう…桜木のことは諦めたって…思っていいんだよな。だから俺と……」

どうしてこんな時に聞くのかが分からなかった。

「ヒナ?そう受け取っていいんだよな?」

「…そうだよ……」

「そっか…よかった……どこかで聞かなくちゃとは思ってたんだ…そっか…気持ちの整理できたんだ…」

大地くんは何度も何度も「よかった」と繰り返し、私の髪の毛を撫でてくれた。
その言葉を聞くたびに、私の心はチクリと針が指す様に痛みが響く。
だって……
私はまだ、先生の事を完全に諦められたわけじゃない。
今日だって、村上先生と楽しそうに話している姿を見て嫉妬した。
それでも、大地くんとエッチをすることを望んだのは…先生を忘れたかったから。
千佳が言ってくれたように、身体も繋がれば先生の事を忘れられると思ったからだった…

「今日はごめんな。焦りすぎた。けど、ヒナの心が分かって安心した。…ゆっくり進もう…俺とヒナのスピードで」

どこまでも優しい大地くん。
私が今、先生を想っていることなんて気がつきもしない。
だから苦しくなる…
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