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ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
「ヤダ…ヤダッ…たす…けて…千佳ぁ――…千佳ぁ――…」
私の口から零れた言葉は千佳の名前だった。
その言葉を聞いた大地くんは、ハッとしたかのように、やっと動きを止めた。
上から見つめてくる視線を感じても、何も言えずに、ただただ泣きじゃくる…
「ヒナ…」
泣きじゃくる私をじっと見ながら、何度か私の名前を呼ぶ。
返事もせずに泣きじゃくる私の上から降りると、薄手の毛布をかけて抱きしめる。
「ごめん…ヒナ…怖かった?……よな…」
大地くんは私が泣き止むまで何も言わずに抱きしめてくれていた。
時間もたてば、少しは心も落ち着いて涙も止まる。
「ヒナ…落ち着いた?」
髪の毛を撫でながら優しく問いかける大地くんは、いつもの大地くんだった。
「……ごめんっ……なさい」
「んっ…ヒナが謝る事じゃないよ…無理だったら言ってって言ったのに…止まれなかった俺が悪いんだから………怖かった…?」
その言葉に、頷くと「ごめんなぁ」と何度も言ってくれた。
「……俺も焦りすぎた……やめてって言葉聞こえてたのに…ヒナと早く身体もつながりたくて………でも…よかった…助けを求める相手が宮崎さんで……あれが桜木だったら俺っ…」
私の口から零れた言葉は千佳の名前だった。
その言葉を聞いた大地くんは、ハッとしたかのように、やっと動きを止めた。
上から見つめてくる視線を感じても、何も言えずに、ただただ泣きじゃくる…
「ヒナ…」
泣きじゃくる私をじっと見ながら、何度か私の名前を呼ぶ。
返事もせずに泣きじゃくる私の上から降りると、薄手の毛布をかけて抱きしめる。
「ごめん…ヒナ…怖かった?……よな…」
大地くんは私が泣き止むまで何も言わずに抱きしめてくれていた。
時間もたてば、少しは心も落ち着いて涙も止まる。
「ヒナ…落ち着いた?」
髪の毛を撫でながら優しく問いかける大地くんは、いつもの大地くんだった。
「……ごめんっ……なさい」
「んっ…ヒナが謝る事じゃないよ…無理だったら言ってって言ったのに…止まれなかった俺が悪いんだから………怖かった…?」
その言葉に、頷くと「ごめんなぁ」と何度も言ってくれた。
「……俺も焦りすぎた……やめてって言葉聞こえてたのに…ヒナと早く身体もつながりたくて………でも…よかった…助けを求める相手が宮崎さんで……あれが桜木だったら俺っ…」