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ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…

「水無月くん。陽葵くんを中に運んで」

降り続ける雨がやんだと思ったら、学先生の声が頭上から聞こえた。
顔を上げると、傘を差した学先生と志保さんが立っていた。

「学先生!!私っ…」

「いい加減にしなさい!!少し熱もあるし、今日は言う事聞いてもらうよ」

学先生は私の声を遮って、私の首元に手の甲をあてて、首を横に振りながら溜息を吐いた。
大地くんは軽々と私を抱き上げて歩こうとする。

「降ろして…大地くん。降ろして!!!お願いだから…私から友紀也を奪わないで…私から…」

大地くんの胸を叩きもがいても、歩く足を止めることはできなかった。
どんなに泣き叫び、降ろす様に懇願しても私は病院内に運ばれて病室に連れて行かれた。
そこには病院内の服と下着が用意されていて着替えるように言われ、仕方なく着替えることにした。
一つ一つの動作がきつく、朝よりも身体が重い。
濡れた洋服を脱ぐのが精一杯で、立っていられなくなり床の上に座り込んだ。
それでも、下着のままいるわけにもいかず、床に座りながらも着替え終わる。
着替え終わったら声をかけるように言われていたため、立ち上がった瞬間、目の前が真っ暗になる。
ドクンドクンと心臓の音がやけに大きく、暑くもないのに汗が身体中から噴き出す感覚に襲われた。
これはやばいと感じた瞬間、ぐらりと身体が宙に浮く感じがした。
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