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第21章 この愛が燃え尽きるまで…

「陽葵…愛しています。この世の誰よりも僕は…陽葵を愛しています。」

真剣に告げる愛の言葉。
その言葉は自然と心の中に染み渡り、身体中に広がっていく。
そして友紀也の大きな愛を身体中で感じた。
一緒に過ごせる時間がわずかというのなら、その短い時間の中で私のすべてで友紀也を愛したい。
一生分の愛を、この短い時間に込めたい…

「私も愛してる…。…友紀也…私の愛を全てあげる。この愛が燃え尽きるまで…私も友紀也を愛してる。」

私の想いを言葉にすると、友紀也は瞳を細め、そして優しく微笑んだ。
そして、ひと筋の涙を流しながら、お互いの唇が重なった。
お互いの愛情を確かめ合うように、お互いの存在を確かめ合うように…
どちらかが消えていなくなるとしても、2人の愛は永遠に続くのだと、お互いを慈しみキスを交わしつづけた。





第一部完