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第22章 幻でもいい…

同じ場所ばかり責めながら、手は胸を鷲掴みにして、首筋に顔を埋めた。

「陽葵の中は気持ちいいですよ…僕の方が持ちそうにありません…」

「イッて…いいよっ…私の中で……イッて」

彼の頭を抱きかかえながら告げると、彼の動きが一気に変わった。
ギリギリまで引き抜き一気に奥まで突き上げ、奥に当たるたびに快楽が身体全体を抜けていく。
身体は歓喜に震え、高みに押し上げられる。

「アアアッ……私もっ…私もイクッ…イクッ…」

激しい動きに耐えられなくなり、イキたくてイキたくて、自然と腰は動き身体はイキたがる。

「いいですよ……一緒にイキましょう…」

深くなる動きに限界を迎える。
我慢しようにも突き抜ける快楽に我慢などできない。

「イクッ……イクッ……アアアアアアッ」

「…クッ…もう…無理…です…」

奥深くに腰を打ち付けた瞬間、私は絶頂を迎えたと同時に意識を手離し、彼のモノは私の中で弾け飛んだ。