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ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…
「違うんですか?」
「…君みたいな子がほとんどでしょうね…最後までしなければ大丈夫ではないんですよ。その間にも少しずつですが精子はでていますから…100%の確率で避妊をしたければ最初から…それが相手に対する優しさであり愛情です……水無月くんは、最初からつけてくれましたか?」
「………」
「その様子では、つけなかったようですね…」
黙っていると、何かを理解したのか渋い顔をした。
その表情を見て、しまった!と思っても遅かった…
「まさかとは思いましたが…やはり…最後までしてたんですね…」
「違う!!……最後までは……」
先生に誤解をして欲しくなくて口を開いていも…恥ずかしくて最後まで言えなかった。
途中までだったとしても、不純な事をしていたと軽蔑してほしくなかった…
「では…途中まで?つけずににしたんですか?大事な事ですよ」
先生は私に椅子に座るように促し、いつも以上に真剣な表情で私と向き合っていた。
大事な事と強く言われて、膝の上に置いている私の手をギュッと握って聞かれれば、話したくはなくても…話すしかなかった。
一度だけ…そういうことをしようとしたことを…正直に先生に話をした。