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ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…
「…軽蔑…した?」

先生の顔を見れずに恐る恐る聞けば、先生は握っている手をギュッと強く握りしめてくれた。

「軽蔑はしていませんよ。正直…よかった…と思ってます」

その言葉に顔を上げれは、嬉しそうな…ほっとしたような先生の瞳が私を見つめていた。
不謹慎にも…その瞳にドキッとしてしまう。
そして先生の手が頬に触れた。
そこが熱を帯び、ドキドキが加速する。

「田崎さん…自分の事ですのでNOとちゃんと言えた君はえらいです。NOと言えずに流されて妊娠した子をみたこともあります…その後の末路も知っています。なので…拒めてよかった……良く言えましたね」

先生は私の頭に手を乗せて、良い子良い子と子供にするように撫でると、腕を取られて先生の胸の中に引き込まれる…
一瞬、頭の中が真っ白になり意味が分からなかった。
この状況って…私…先生に抱きしめられている?
夢じゃないよね…
でも、先生の胸からはドクドクと心臓の打つ音まで聞こえる。
この温もりも夢ではない…
私の心は一瞬にして、先生で埋めつくされた。
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